はじめて税理士を探したり、税理士を変えたい人も多いだろう。
そんなときに悩むのが税理士の選び方や決め方だ。
今回、この記事でわかることは…
- 依頼と業務のマッチンング
- 失敗しないための税理士の選び方
- 実際に税理士を探すための方法
以上のとおり「税理士の選び方」にまつわる必要な知識をまとめた。
ひとつでも気になる項目があれば、ぜひに最後まで読んでほしい。
きっと新しい発見があります。
- 税理士選びの流れを確認しよう！
- 税理士に依頼したい業務を決めよう！
- 税理士の選び方を把握しよう！
- 税理士を実際に探してみよう！
- 税理士選び方のまとめ
税理士選びの流れを確認しよう！
失敗しない税理士の選び方とは
税理士の選びに失敗しないためには3つ方法がある。
具体的には...
依頼したい業務を明確にすること
判断基準を持って税理士の選ぶこと
税理士を探す手段を知っておくこと
失敗しないための3つの方法を念頭に各ステップで詳しく解説する。
まずは税理士を決めるまでの全体像を把握しよう。
税理士を決めるまでの流れ
税理士を決めるまでの流れを解りやすく3つのステップにまとめた。
上記の3つのステップどおりに解説を進めるので最後までお付き合いくださいね！
税理士に依頼したい業務を決めよう！
税理士業務から依頼内容を決める
会社により税理士に依頼したい業務には違いがあり、それが税理士を選ぶ重要なポイントになる。
税理士の業務内容とは...
| 業務 | 内容 |
| 税金関係 | 確定申告書の作成、税務手続き、税務調査対応、税務相談 |
| 経理関係 | 帳簿入力、決算、経理相談 |
| 給与関係 | 給与計算、年末調整 |
| 経営相談 | 財務相談のみの場合が多い |
| 人事労務 | 社会保険や雇用保険の手続き（税理士により未対応の場合がある） |
税理士の業務内容から依頼したい業務を決めよう。
経理や給与を自計化できる会社は、税金関係や経営相談に強い税理士を望むだろう。また、創業が間もない会社は、税理士にトータルサポートを希望するだろう。
会社が依頼したい業務を決めて、その望みが叶う税理士を探すのが基本となる。
税理士との連絡手段は意外と重要
税理士との連絡手段は、後述する税理士との相性にも影響するので意外と大切だ。
税理士との連絡手段は...
| 連絡手段 | 内容 |
| 通信連絡型 | 電話・メール・LINEなどで連絡（日常的なやり取り向き） |
| 事務所来所型 | あなたが税理士事務所に訪問する（対面で相談したい人向き） |
| 会社訪問型 | 税理士があなたの会社に訪問する（会計監査が必要な会社向き） |
通信連絡型と事務所来所型は無料で対応する税理士が多い。
税理士との相性で気になるのがメールでのやり取りだ。
なかなか返信が来ないと読んでいるのかもわからない。既読が分かるLINEに対応できる税理士を選ぶのもポイントになる。
会社訪問型はオプションとして有料で対応する税理士が多い。
会社訪問型は経理や給与計算を自計化する会社に向く。
会計帳簿や経理処理が適切か監査してもらえる。また、税理士と直接会うので節税対策や経営相談もしやすい。
一般的には訪問頻度により顧問料が高くなる傾向がある。
税理士の選び方を把握しよう！
業務のマッチングで選ぶ
税理士に依頼したい業務内容を把握したうえで、その業務に適した税理士を選ぶ。
業務に適した税理士は...
| 依頼したい業務 | 業務に適した税理士 |
| 確定申告書の作成、税務手続き、帳簿入力、給与計算など | 基本的にどの税理士でも対応可能 |
| 税務調査対応、税務相談（節税対策を含む） |
|
| 社会保険や雇用保険の手続き |
|
| 経営相談（財務相談以外もある場合） |
|
税理士はお医者さんと同じである。
例えば、医者には外科や小児科など専門分野がある。
税理士にも専門分野があり、税務調査や税務相談が得意な税理士もいれば、資金繰りや経営指導に強い税理士もいる。
事前に何が得意なのかを把握して、あなたが依頼する業務を任せられるかで税理士を選ぼう。
仕事ぶりで税理士を選ぶ
仕事ぶりである程度の税理士の能力がわかる。税理士との面談時に最低でも接客対応、仕事の積極性、あなたとの相性を確認しよう。
接客対応を確認する
税理士はサービス業なので、面談の際にあなたを迎えるための接客対応ができているか確認しよう。
具体的には...
事務所が綺麗に整理整頓されているか？
社会人としての望ましい身だしなみか？
こちらの話しをよく聞いてくれるか？
丁寧な言葉で受け答えができているか？
上から目線など態度が悪くないか？
社会人として当たり前な振る舞いができない税理士を選ぶのは避けよう。
仕事の積極性を確認する
税理士の仕事に対する積極性は、依頼する業務に大きく影響するので必ず確認しよう。
具体的には…
面談前に事前準備ができているか？
税理士から積極的に質問があるか？
面談時や後の質問に対してレスポンスはよいか？
消極的な税理士は業務も受け身になりがち。
決算まで税理士から連絡が来ないこともあるので、最終的に節税対策できずに申告するケースもある。
税理士からのやり取りの頻度など質問して仕事の積極性を判断するのもアリだ。
税理士との相性を確認する
税理士の人柄や話しやすさなどは、会社経営に大きく影響をあたえるので必ず確認しよう。
具体的には...
心地よく相談できそうな気質か？
コミュニケーションが取りやすいか？
説明や回答が丁寧で解りやすいか？
税理士と相性が悪いと...
税金や経理の相談しにくかったり、うまく意思の疎通が取れず業務に支障がでたり、最終的にビジネスが上手く回らなくなるケースもある。
税理士との相性は税理士選びの最も重要なファクターなので必ず確認しよう。
顧問料金で税理士を選ぶ
税理士報酬は、顧問料とオプション料の2つ料金体系がある。
具体的には...
税理士に依頼したい業務や会社訪問の有無などを伝えて必ず見積りをもらう。
その見積りを参考に会社の予算に合うかどうかで税理士を決めよう。
見積りは複数の税理士から取ること。
複数の見積りがあれば料金比較ができるので税理士選びの判断材料になる。
参考
見積りが会社の予算に合わない場合はオプションの見直しが必要だ。
例えば、クラウド会計で自計すれば、その分のオプション料を削減できる。
クラウド会計は、会計freeeがオススメだ。
簿記の知識がなくても簡単に会計帳簿を作成できます。
税理士を実際に探してみよう！
同業者や取引先からの紹介
仲のよい同業者や取引先から税理士を紹介してもらう。
具体的には...
実際に契約する税理士を紹介してもらうので、事前に税理士の情報を教えてもらえる。
この記事を参考にして情報を聞けば、ある程度はどんな税理士か判断できるだろう。
コンサルタントと取引がある会社は...
専門性が高い税理士を紹介してもらえることが多い。
複数の税理士を紹介できるコンサルタントもいるので相談してみるとよい。
同業者からの紹介は業界に精通する税理士である場合も多い。
税理士ドットコムからの紹介
税理士ドットコムは14年以上のサービス実績がある大規模な税理士紹介サイトだ。
全国で5,800名以上の税理士がサイトに登録しており、プロのコーディネーターがあなたに合う税理士の紹介をサポートする。
サポート内容は...
要望に合う最適な税理士を探してくれる
報酬相場や適正価格をプロの視点で教えてくれる
税理士との面談をセッティングしてくれる
相見積もりや価格交渉など契約までサポートしてくれる
このサービス内容でなんと！サポート料も紹介料も無料だ。
税理士が登録料を支払っているので、利用者の費用負担が一切ないのがメリット。
自分で探すよりも効率的に税理士と会えるので、最もポピュラーな手段となっている。
税理士選び方のまとめ
税理士の選び方は業務マッチングが重要だ。
依頼したい業務に対応できる税理士を選ぶこと。そして、税理士の「接客対応」「仕事の積極性」「あなたとの相性」などの仕事ぶりで税理士を選ぶことになる。
税理士報酬も判断材料になるので、忘れずに複数の税理士から見積りを取ろう。
最後に税理士ドットコムを上手に活用しよう。
あなたに合った税理士を紹介してくれるので税理士探しもかなり楽になるはずだ。
会社経営において税理士選びは重要なミッションなので焦らずじっくりと探してほしい。
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